EDOFレンズ


EDOFレンズとは

EDOF(Extended Depth of Focus)レンズは焦点深度を拡張する設計を持つ多焦点コンタクトレンズで、近視進行抑制の治療法として注目されています。以下に詳しく説明します。

当院ではSEEDの1日使い捨てレンズである、1dayPure EDOFを使用しています。


EDOFレンズの仕組みと効果

  • 焦点深度の拡張:レンズが周辺部の網膜に投影される焦点ボケを軽減し、眼軸の伸長を抑えることで近視進行を抑制します。
  • 効果:近視進行を30~40%抑制することが報告されています。また、強度近視(-12.0Dまで)にも適応可能です。

治療対象

  • 小学生高学年以上でコンタクト装脱着と衛生管理が一人で可能なお子さん
  • 中等度以上の近視でオルソケラトロジーが不適応な場合
  • 強度近視の方

治療方法とメリット

  • 使用方法:12~14時間(終日)装用する1DAYタイプのソフトコンタクトレンズ
  • メリット:

・使い捨てで衛生的

他の治療(低濃度アトロピン点眼やレッドライト療法)との併用が可能で、より高い効果が期待されます。

 

※レンズの装用に慣れるまでは短い時間の装用から開始し、徐々に慣らしていくようにしてください。

慣れるまでは個人差があり、痛みや不調を感じたら装用を中止し、当院を受診するようにしてください。


注意点

通常のコンタクトと同様に角膜潰瘍や炎症などのリスクがあります。

 

※装脱練習をしていただきますが、当院の営業時間内に装脱が出来なかった場合は、コンタクトをお渡しできません。後日、装脱練習のみで来ていただくこともございますのでご了承ください。


EDOFレンズは、オルソケラトロジーレンズより幅広い適応があるため、近視進行抑制の新しい選択肢として注目されています。